瀬戸口めぐみの 美容の“手”習い 〈vol.5〉 肌に「水」が必要な理由は?

日本人の肌がキレイな理由。
欧米人が驚いた、独自のお手入れ法

職業柄、多くの方の肌に触れて感じるのは、日本人の肌はキメが細かくて柔らかく、独特の美しさがあるということ。欧米人は美容液とクリームのみでお手入れを済ませてしまう方が多く、化粧水を使用するのは少数派。私が海外でエステの施術をした時も、化粧水を取り入れたお手入れ方法に大変興味を抱かれたものです。

日本人の肌がきれいな理由は? その秘訣は、「うるおい力」。油分と水分のバランスが適度に保たれ、それが細やかなキメと美しい肌印象を作り上げているのです。化粧水を毎日のスキンケアに取り入れている日本人の肌は水分量も多く、うるおいの土台をしっかりと作っているのです。

ですが、そんな私たちの健やかな肌を脅かしているのは、近年の異常気象。気温の上昇に伴い、湿度の高さや冷房などの温度差の変化で、肌は見た目以上に疲れやすくなっています。特に本格的な夏に向かうこの時期は肌の中の水分量が少なくなりがち。
暑い時期は喉がよく乾き、水分補給をしますよね。肌も同様、水分の蒸散量が上昇して角質層が水分不足に陥りがちなので、いつも以上に化粧水を使用して欲しいものです。


実は、ほとんどの人が水分不足!?

この時期、一番気にしなければいけないのがエアコンによる室内の「乾燥」と、屋外に出た時の温度差による「肌疲労」。肌疲労が溜まっていくと炎症サインが発令され、肌の内側に熱がこもりやすくなります。
熱がこもることで水分の蒸散量が増し、肌内部の乾燥が始まります。それによってベタつきや肌表面のゴワつき、そして毛穴の汚れ・たるみ・くすみなど、あらゆるトラブルが表面化しやすくなるのです。

クレンジングや洗顔をしっかりおこなうのはもちろんですが、肌疲労を感じたらうるおい補給を優先したお手入れを。乾燥が気になる時、特にほてりが気になる日は、肌にたっぷりの化粧水を与え、軽やかパッティングの冷やしケアで肌を落ち着かせましょう。その後に乳液やクリーム(油分)でフタをしてうるおい力を高めていく。この基本ステップを忘れずに! 


肌に必要な化粧水だからこそ、とことんこだわって作りました

スキンケアの中でも特に大切にしているのが化粧水を使ったケアですが、MEMのエッセンスローションはゆらぎがちな大人肌にも素早くなじみ、うるおいの土台を整える機能性ローションです。

まろやかな肌あたりとなじみの良いみずみずしいテクスチャーは、使用後のベタつきもなく、角質層のすみずみにまで届けます。ブランド共通成分である〈KIYOHクレイ〉のほか、23種*の厳選した美容液成分を配合。乾燥や微弱炎症などで固くなりがちな大人の肌にうるおいを与え、キメの整ったクリアな肌に。


ボトル上部に付いているラッパのように広がった中栓は、適量を出すことができ、液垂れしない設計になっているんです。「気持ちよく使えると、お手入れが楽しくなる」。MEMはこういう小さなところにもこだわっています。


瀬戸口めぐみの“手”習い <エッセンスローション編>

使用するのはこちら
MEM エッセンスローション
150mL 6,380円


マッサージ塗り編
 

  1. 化粧水は3回にわけて肌になじませる「ミルフィーユ付け」が基本。1回目は少量を手のひらに取って、肌に垂直に押し込むようになじませます。肌表面の角質層をふやかすイメージで
    化粧水は一度に付けず、数回にわけて付ける習慣を! 例えば、適量が500円玉大としたら、それを3等分にした量を使用します。1回目は“呼び水”として、次の化粧水の浸透を高めるための下準備として軽くなじませて。
  1. 2回目は顔中央からフェイスラインへ大きくマッサージするように。リンパを流しながらなめらかに整えていきます
    化粧水を肌にすべらせるようになじませることで、肌をなめらかに整えます。段階的に化粧水を肌にしっかりと入れ込みましょう。もし、まだ肌の乾きが気になる時は、“おかわり”してもOK。
     

  1. 最後は少量の化粧水を取り、4指を開いて軽やかにパッティング。顎下・首筋・首裏も忘れずに!人差し指から小指の4本を使って風を送り込むようにパッティングすると、熱を持った肌も落ち着いてきます。


【番外編】

乾燥やほてりのある肌には、先ほどご紹介したパッティングを指ではなく、コットンでおこなう方法がおすすめ。夏の暑い時期は、手の体温が邪魔をしてしまうこともあるため、手の代わりにコットンを使用します。毛穴の引き締めやクールダウンにも効果的です。


2枚重ねしたコットンにエッセンスローションを浸み込ませ、顔全体を軽やかにパッティング。
風を送りながら肌を冷やし、水分を角質層にしっかり届けます。ゴワつきが気になる、顎下・首筋・首裏も忘れずにおこないましょう。

化粧水のお手入れをしっかりおこなうと、その後に使う化粧品の効果もより実感できると思います。ベタつきが気になる季節は化粧水のチカラの見せどころ。ぜひ、お試しください。


* 保湿成分:アーチチョーク葉エキス、ノイバラ果実エキス、ブドウ葉エキス、サッカロミセス/オオムギ種子発酵エキス、ハマメリス葉エキス、シロツメクサエキス、カミツレ花エキス、ゲットウ葉エキス、ツボクサ葉エキス、ハトムギ種子エキス、ユズ果実エキス、セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP、フィトール、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、加水分解アルギン、海水、クロレラエキス、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸