瀬戸口めぐみの 美容の“手”習い
〈vol.10〉 毛穴ケア月間①「ゴワつき」
メイクののりが断ゼン違う!
停滞するザラつき&ゴワつきを一掃
「ほぐしクレンジング」で透明感のあるつるんとした肌へ
季節の変わり目は何かと肌トラブルが重なる時。夏の肌疲れがどっと現れ、お手入れしていても「モノ足りない」「効果を感じない」という方が多いのでは? 特に肌の不調につながりやすい毛穴トラブルに要注意です。
そこで今月は「毛穴浄化月間」とし、この時期に肌に停滞するくすみや頑固なザラつき・ゴワつきを一掃する「ほぐしクレンジング」をご紹介。汚れを落としながら、肌をほぐしてつるんとした肌に。さらに、肌の調子をググッと引き上げるクレンジング法をご紹介します。
肌が硬くなる原因は!? その時にすべきお手入れは?
季節が変わる頃になると「肌の調子が下がる」と感じたことはありませんか? 特に今年の夏は厳しい暑さでしたからね。紫外線や汗・皮脂のほかにも、エアコン等の影響による温度差で肌が疲弊してしまい、このタイミングでトラブルが表面化しているのです。
メイク汚れが残っていると毛穴が詰まり、エアコンの影響でうるおい力が低下すると角質が肥厚して肌が硬くなりがちに。小鼻やあご・フェイスラインのザラつきやゴワつきは、肌疲れのサイン。放置しておくとくすみや乾燥などエイジングが加速してしまいます。だからこれらのサインは放置せず、ここでしっかりケアしましょう。
おすすめは「ほぐしクレンジング」です。毛穴に溜まった汚れを落とし、硬くなった肌をほぐす、一発逆転の毛穴ケア! くすみのない明るく・柔らかな肌へ導きます。
Q:肌をほぐすのに、なぜクレンジングなの? 乳液やクリームではダメ?
乳液やクリームも、肌を柔らかくする機能が備わっていますが、今回のようなザラつきやゴワつきといった毛穴悩みは、ていねいなクレンジングが一番なんです。
肌が硬くなる理由のひとつに、汗や皮脂などのベタつきに絡まる「角質汚れ」が挙げられます。クレンジングが十分に足りていないと古い角質が溜まり、肌が硬くなってしまうのです。硬くなった肌をほぐすには、これらの原因となっている汚れをしっかり落とすことが大事なのです。
ポイントは、クレンジング剤の選び方。汚れを落としながらマッサージもできる絶妙なバランスのテクスチャーがカギになります。オイルやジェル・クリームなど、いろいろなテクスチャーがありますが、ミルクタイプのテクスチャーは肌のすべりもよく、それでいてマッサージに適したホールド力もある。洗い上がりもしっとりしますよ。
Q:クレンジングをする時の注意点は?
エステにいらっしゃるお客様に「クレンジング時間」を聞いてみると……驚くほど短かいんですよね。クレンジング剤を全顔になじませて10秒くらいですぐに洗い流していませんか?
これでは、メイクや日焼け止め、汗や皮脂などのたんぱく汚れの全てを落とすのは至難の業。
クレンジングに適切な時間は約90秒と心掛けて。クレンジング剤が汚れをからめとるまで、ていねいにおこないましょう。洗い上がりはつるんとした柔らかな肌に。その後の化粧品のパフォーマンスはもちろん、メイクののりもグッと高まります。
瀬戸口めぐみの“手”習い
使用するのはこちら
ジェントル クレンジング ミルク
150mL 4,950円
ほぐしクレンジング全顔編
肌のゴワつきや化粧品の効果が感じられない方は、クレンジング方法の見直しをしてみて。
- いつもより多めの量(3プッシュ程度)のクレンジングを手に取り、顔に点在させます
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小さな円を描きながら、毛穴の一つひとつをほぐすようにやさしくマッサージします。
ほんの少しの手間で、洗い上がりは驚くほどなめらかな肌に
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頬のたるみ毛穴は、手を添えてよりていねいにおこないましょう
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ティッシュで余分な油分を吸い取ってから、水またはぬるま湯で洗い流します
Tゾーンのザラつき編
皮脂腺が多いTゾーンはザラつきが目立つ部位なので、全顔編とセットでケアするとおすすめ。
- 眉間・鼻先・あご先にたっぷりとクレンジングを塗布した後、指先を右回り・左回りと小刻みに回転させながら、毛穴をほぐすようにマッサージします
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水に浸した濡れコットンでやさしくふき取ります
【番外編】
特に、毛穴の詰まりが気になる部位は、アイシャドウブラシなどを使いましょう。毛穴の奥にある汚れを取り出す、ワザありテクニックです。
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使用するブラシは毛先が柔らかく、小鼻のキワまでしっかり入る小ぶりのブラシがおすすめ
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小鼻の脇など毛穴の詰まりが気になる部位に、円を描くようにすべらせます。
最後は、水に浸した濡れコットンで優しくふき取ります
夏疲れの毛穴のサインは決して見逃さないように! 「ほぐしクレンジング」で頑固なゴワついた肌をほぐして、肌の負の連鎖を断ち切りましょう。 ぜひ、お試しください。