瀬戸口めぐみの 美容の“手”習い 〈vol.9〉
夏の終わりは「熱炎症」に要注意

ベタベタ・ほてり・メイク崩れ…残暑の肌悩みを一気に解消
ローションパックでみずみずしいクリアな肌へ

8月後半…といっても、汗や皮脂によるベタつき・メイク崩れ・ほてりなど、高温多湿の厳しい環境はもうしばらく続きそうですね。すでにクタクタに疲れている肌ですが、この時期、特に気をつけたいのは「熱炎症」。連日の暑さ、特に熱波の影響で、熱が肌の中にこもり続ける、いわば“オーバーヒート状態”になっている方が多いのです。肌は熱に弱いため、熱がこもると水分の蒸散量が増し、肌の中はどんどん乾燥してしまいます。
さらにエアコンの乾燥によりインナードライも加速するので、肌が硬くなる傾向に。秋が始まる頃には慢性的なゴワつき肌に発展してしまうため、今のうちにしっかりケアしておきたいですね。

そこで、残暑の熱炎症&肌疲れ対策として、ローションパックをおすすめします。いつも使用しているお手持ちの化粧水とコットンを使うだけの簡単ケア法をご紹介します。
 


毛穴をキュキュッと引き締め!冷やしローションパックがおすすめの理由

今回ご紹介するローションパックは通常のローションパックとは異なり、「冷やす」ことが目的です。なぜなら、熱を帯びることにより、肌全体の水分不足が進行してしまっているから。
見えないような小さな毛穴でも酸化して炎症を起こしているんです。まずは熱(炎症)によるほてりを抑え*1、うるおいバランスを整えましょう。

使用するのは、いつも使っている化粧水とコットン、そして「精製水」。精製水は、ふき取りやローションパックの時にも大活躍する万能アイテムなのです。今回のように冷やしローションパックをおこなう時は、精製水を冷蔵庫で冷やしておいて。すぐにひんやりパックが可能になりますよ。

 

ゆらぎ肌の土台からケア
内側からふっくらとしたキメ細かな柔肌へ

MEMのエッセンス ローションは、23種*2の美容液成分を配合。乾燥によるエイジングサインにも働きかける、美容液級の高機能ローションです。
また、毎日使うモノだからこそ、テクスチャーにもこだわりました。みずみずしくてまろやかなテクスチャーは、肌にのせると素早くなじみ、うるおいを肌のすみずみ*3にまで届けます。通常のお手入れはローションを手のひらにのせてやさしくなじませますが、特に乾燥や毛穴の開きが気になる時は、コットンを使ったローションパックがおすすめです。

 
 

瀬戸口めぐみの“手”習い

使用するのはこちら
MEM エッセンスローション
150mL 6,380円

〈その他、用意するもの〉
●精製水(冷蔵庫で冷やしておく)
●大判コットン(厚手のもの) 1枚または2枚
 



 

ローションパック基本編(1枚/4枚割き)

1枚のコットンを4枚割きにするローションパック基本編です。コットンは大判で厚めのものがおすすめです。



  1. コットンに冷やした精製水を含ませ、軽く絞る
    夏の間は冷蔵庫で冷やしておくと便利。ひんやりして気持ちいいですよ

  1. 1のコットンにローションをヒタヒタに含ませ、2枚に割いたコットンをさらにもう2枚に割いて、合計4枚分用意しましょう

  1. コットンは両頬(2枚)と額(1枚)に貼ります
    この時、顔のサイズに合わせてコットンを伸ばすように貼るのがポイント。残ったコットンを半分に裂いて、鼻とあごにそれぞれのせたら完成。このまま5分、肌になじませてください




 

ローションパック・フルVer.編(2枚/8枚割き)

基本編からコットンをもう1枚プラスした、計2枚のスペシャル編。鼻筋や小鼻のまわりなど、顔全体にまんべんなく行き渡らせるローションパックです。



  1. 基本編の完成後、割いた1枚を左手であご先に置いたコットンを押さえ、右手でフェイスラインに沿ってググッと引き上げながらリフトアップ貼りをします
    左あごも同様に
  1. 1枚を手で半分に裂いた小さくなったコットンを両こめかみに貼ります
    これも、下から上へ引き上げるようにリフトアップ貼りしましょう。反対側のこめかみも同様に


  1. 半分に裂いたコットンを鼻筋・鼻の下にそれぞれのせます
    小鼻のまわりは炎症しやすい場所なので、しっかり重ね付けしましょう

    5分ほど顔全体を冷やしてうるおいを行き渡らせた後、コットンをひとつにまとめてパッティングをおこない、肌を整えましょう。
    冷やしローションパックは朝のメイク前のスキンケアにおすすめです。毛穴がキュッと引き締まり、テカリや化粧崩れ予防にも効果的なんですよ。

    次回は、深刻化する毛穴悩みも1回のお手入れで劇的に変わる「毛穴集中ケア術」をご紹介します。

     



 

*1 冷やすことによる
*2 保湿成分:アーチチョーク葉エキス・ノイバラ果実エキス・ブドウ葉エキス・サッカロミセス/オオムギ種子発酵エキス・ハマメリス葉エキス・シロツメクサエキス・カミツレ花エキス・ゲットウ葉エキス・ツボクサ葉エキス・ハトムギ種子エキス・ユズ果実エキス・セラミドEOP・セラミドNG・セラミドNP・セラミドAG・セラミドAP・フィトール・ジラウロイルグルタミン酸リシンNa・加水分解アルギン・海水・クロレラエキス・ヒアルロン酸Na・加水分解ヒアルロン酸
*3 角質層まで