瀬戸口めぐみの
美容の“手”習い 〈vol.16〉
冬のもっちり肌を叶える方法
冬の【角質砂漠】を一気にオアシス化!
いつものスキンケアもやり方を変えただけでもっちり肌へ
冬は気温だけでなく湿度が急激に下がり、肌にとっては過酷な状態。室内外どこにいても水分不足に陥りがちです。こういう時はいつにも増して肌は刺激を受けやすく、角質は細かな傷を負った状態に。さらに肌の乾燥が度を越すと、肌あれへと進行。いつも使っている化粧水はもちろん、水もしみる!と感じる方は、肌がカラカラの砂漠状態になっている証拠です。
12月は気温・湿度ともに急降下!
肌の水分量もガクンと減ります
12月から2月までの間の気温・湿度ともに、ガクンと下がります。湿度においては10月からたったの2ヶ月で15%以上もダウン! しかもお部屋の中は暖房の影響で、湿度はさらに低下。なんと湿度20%台にまで落ち込んでしまうというデータも。湿度が60%を切ると、肌の乾燥が進行すると言われているので、12月から2月の3ヶ月間は、いつにも増して乾燥対策が必要となるわけです。
こういう時に「保湿クリームをたっぷり使ってケアしなきゃ!」と思う方が多くいらっしゃいますが、実は、クリームよりも化粧水でしっかり“保水”することが先決。まずは、カラカラの砂漠地帯をうるおすことから始めましょう。
化粧水で「角質を太らせる」こと!
角質のお話は何度もしてきましたが、角質は健康であればあるほど、美肌のスコアは高くなります。美肌の近道は角質ケアと言っても過言ではありません。
私たちの肌の表面は角質細胞で何層にも覆われています。角質層がふっくらとうるおっていると、紫外線や花粉などの外敵要素から肌を守ると同時に、肌内のうるおいを外へ逃がさないようバリアを張ってくれるのです。
また、水分が不足した肌は乾燥・肌あれしやすいだけでなく、肌トーンが落ちシミも目立ちやすくなります。これらエイジングサインには、クリームの前に“保水”をおこない、角質層を砂漠肌からうるおいのあるオアシス肌に満たすこと。そうすれば透明感も出てきます。
角質を太らせる方法は、洗顔後すぐの化粧水が効果的です。特に、冬は湿度が低く、水分が逃げやすい状態なので、【乾いた状態を作らないこと】が大切です。洗顔後やお風呂から出て、しばらくの間、肌を「放置」していませんか? たった数分でもエイジングを加速させてしまうと肝に銘じておきましょう。
大人肌におすすめの化粧水の選び方
次は、角質を太らせる化粧水選びのポイントをご紹介します。「化粧水を使っているのにうるおわない!」と悩まれている方は、化粧水選びが間違っているのかも。お困りの肌悩みに対して解決してくれる機能がなければ、肌の調子は上がりませんよね。
<チェックポイント>
□刺激を感じない・肌にしみない
□水よりもまろやかな感触
□肌へのなじみが早い(角質層への浸透がはやい)
□肌の上にベタつきが残らない(角質層にきちんと浸透している)
とろみのあるテクスチャーは化粧水のトレンドでもありますが、大切なのは、浸透感とのバランス。
角質層の水分は想像以上に蒸散しやすく、表面が硬くなりがちです。そんな肌に最初につける化粧水は、肌に刺激が少なく、やさしいものがいいですよね。保湿剤などで水質をまろやかにしたテクスチャーは刺激も受けにくく、乾いた肌にもなじみやすいのです。
異常気象の影響を受け、現代では若年層の乾燥肌も増えています。うるおいを「乗せる」のではなく、角質層に「届けて保つ」。ここまでを1セットとして水分保持トレーニングをすることが強い肌への第一歩です。
MEMの化粧水は、ゆらぎがちな大人肌にも素早くなじみ、うるおいの土台を整える機能性ローションです。
まろやかな肌あたりとなじみの良いみずみずしいテクスチャーは角質層のすみずみにまで届き、ふっくら&もっちりとした肌に導きます。
乾燥が気になるところには、“おかわり”OK! MEMでは数回にわけて水分を肌に届けるスキンケアメソッドを推奨しておりますが、肌が水分を欲しているようでしたら、追加してあげてください。また、首やデコルテ、そして手の甲にも化粧水を忘れずに塗りましょう。
瀬戸口めぐみの“手”習い
使用するのはこちら
エッセンスローション
150mL 6,380円
角質を太らせる化粧水の塗り方のポイントは「量」と「塗り方」です。適量を一度に肌になじませるのではなく、数回に分けてしっかり浸透させます。すると、ベタつかず、驚くほどもっちりとした肌に仕上がります。
- 化粧水の適量の1/3を手にとります。例えば、適量が500円玉大としたら、それを3等分にした量を使用します。1回目は“呼び水”として手のひらに伸ばし、こすらず、押し付けるように顔全体になじませます
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さらに1/3の量を手にとった後、矢印のように化粧水を肌にすべらせるようになじませましょう
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最後の1/3を手にとり、顔全体をパッティングします。四指を開いて風を送るように軽やかにパッティングすると浸透も早く、血流も促します。乾燥が気になるところは“おかわり”塗りを!
乾燥対策を万全にする、<オプション編>もご紹介
顔だけでなく、年齢のでやすい首筋・手の甲もケアして!
お顔のケアの後、手のひらに残った化粧水をそのまま首筋・手の甲にも。足りなければ、少量手にとって、なじませます
角質をふっくらと太らせるローションケアは、乾燥対策におすすめのスキンケア法です。肌悩みに合わせた商品と正しいケア法を見直しすると、それだけで肌の仕上がりも変わってきます。いつもより化粧品の効果を感じない方は、ご自身のスキンケアルーティンをチェックしてみてください。