瀬戸口めぐみの
美容の“手”習い 〈vol.20〉
今、はじめる花粉の季節の肌対策

春は徹底したディフェンスケアを!
乾燥や花粉の刺激から守り、肌コンディションを上げる方法
春の3ヵ月予報では、例年に比べ花粉の飛散量が多くなるとのこと。すでに、花粉の影響を受けている方もいらっしゃるのではないでしょうか。乾燥も厳しくなるため、ガサガサ、ヒリヒリとプツプツ・・・「この時期だけは肌の調子が悪くなる」という方も。まずは外的要因から肌を徹底的に守るお手入れを!
いつも使っているコスメの効きが悪い、肌の調子が良くないという方にもおすすめのスキンケア法をご紹介します。
「肌を守るお手入れ」ってどうしたらいいの!?
「肌の調子が悪い時のお手入れ法」というのは意外と知られていません。肌に不調が現れていても、その理由は何か、どのようなお手入れをしたらいいのか、を適切に見極めることが重要です。
この時期は、乾燥や花粉などの影響で炎症サインが出やすく、バリア機能の低下により刺激物が入ってきやすいのが特徴として挙げられます。まずは、肌を「保護する」こと、そして「こすらない」こと。肌に刺激を与える要素を徹底的に排除し、ダメージが深刻にならないよう食い止めましょう。
ケアのカギとなるのは油分の「膜」。上質なオイルは、肌を包み込みながら、めくれ上がった角質を柔らかく、なめらかに整えてくれます。さらにそのオイルにより形成された油分の膜がバリア機能をサポートし、外的刺激から肌を守ります。肌あれが気になる方は、抗炎症作用のある成分を配合したコスメを追加した、1歩踏み込んだディフェンス策をおすすめします。
使用する際は、気になる(荒れた)部位をこすらないように、やさしく「のせる」ように塗布するのがポイントです。
肌に溶け込むようになじんで膜をつくる
肌あれに悩んでいる人のために作った保湿バーム
肌をガードするのと同時に、「保湿」ケアもおこなうことを忘れずに! 肌の調子が上がらない理由は、十分にうるおいを補っても、肌内の水分が逃げてしまっているため、基本のステップをていねいにおこないましょう。
化粧水で水分補給をした後は、油分で膜を作ります。今回、ご紹介する「ボタニカルトリートメントバーム」は、7種*の植物オイルを独自の配合比率でブレンドした保湿バームです。繊細な肌をこすらず“するっ”と塗布できるよう、やわらかさにもこだわりました。
何度も試作を重ねた「半生バーム」
肌の上でとろけるような柔らかなテクスチャーを叶えるために、時間をかけて試作を重ねました。肌の調子が良くない時はできるだけ刺激を避けたいもの。摩擦はもちろん、肌がベタついたり、重さを感じたり……肌への負担を避けることは、お手入れを左右する大切な要素です。
この柔らかさの秘密は、充填後、低温で時間をかけて固形化させたこと。固めすぎないように微調整したため、通常のバームよりも透き通ったやわらかな半生仕立てのバームが完成しました。
外出先でも気になった時に、“追い”ケアができるよう、小サイズも用意しました。
また、植物オイルのほか、生薬の王様と言われている「甘草」も配合。乾燥の元となる炎症ケアにもアプローチします。根と葉の全てを余すことなく配合し、さまざまな刺激から肌をガード。
肌にのせた瞬間になじみ、ベタつきを感じることなく、やさしく肌をつつみ込みます。
瀬戸口めぐみの“手”習い

使用するのはこちら
ボタニカル トリートメント バーム
30g 7,810円
8g 2,640円
週に2〜3度のラップパック・基本編
角質のめくれやごわつきが気になったら、スチーム(蒸す)する「ラップパック」がおすすめ。頬や額など広範囲の肌あれ対策におすすめです。
- バームをたっぷりとのせます。 目安は肌の上にうっすらとバームがのっているのがわかる程度に。赤みが気になるところにはさらにのせてもOK

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ラップを肌にのせて密着。スチームした状態で5分ほどおきます

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ラップをはがして、両手で優しくハンドプレスをしながらなじませましょう
今すぐ何とかしたい!・SOS編
カサカサ・ゴワゴワ・粉ふきなどの肌のSOSを感知したら、サロンの施術でもおこなっている「バームの上にローション」のレスキュー対策を! カラカラになった肌にやさしくバームを塗布したら、その上から水分を補給します。この最強タッグで角層を整え、肌をやわらかくしていきます。
- バームを肌にたっぷりとのせた後、コットンにエッセンスローションをしみ込ませ、数枚に割きます。 肌にピタッと密着するように貼り付けて5分ほど待ちます

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コットンをはがし、両手で優しくハンドプレスをしながらなじませましょう
肌を守る「ディフェンス策」こそ、実は「急がば回れ」の美容につながります。守りながら肌を整えるラップパック、ぜひ、お試しください。