瀬戸口めぐみの
美容の“手”習い 〈vol.21〉
5分で学ぶ美容の手始め【アクアポリン】

いつまでも透明感・ツヤのある肌に
“うるおいの巡り”の要となる「アクアポリン」って何?

今回は、私たちの体や肌にとって欠かすことのできない「水」の話。私たちの体の約70%は水分で構成されおり、水がどれだけ体にとって重要かがわかります。口から摂取された水分は栄養素などを溶かし、体の隅々にまで運搬。老廃物を体外に排出するのもまた水分です。それを叶えているのは、細胞膜に存在する「アクアポリン」というタンパク質です。
アクアポリンは細胞内外への水分の流れを調節する、いわば「水の通り道」。人間はもちろん、動物・植物・微生物など、さまざまな生物の細胞膜に存在しています。



美肌を左右するアクアポリンの働き

さて、ここからは肌の話。アクアポリンは肌の細胞にもしっかり存在しています。その名の通り、「水の孔(あな)」を介して水分子をスムーズに通し、水を行きわたらせる役目を担っています。水分が巡ることで皮膚の水分保持や弾力、そして肌のバリア機能を保つことができるのです。アクアポリンは水の働きと密接な関係を持っているため、肌にとっても必要不可欠! 重要な役割を果たしているのです。

ですが、加齢や肌環境の影響でアクアポリンが減少すると、肌本来のうるおいを巡らせるチカラが低下して、乾燥や肌あれ、シワ・くすみなどのエイジングの要因に。アクアポリン数や働きが美肌を左右すると言っても過言ではありません。
キメの整った透明感のある美肌を叶えるには、“肌の水路”を活性化させること。つまり、アクアポリンをサポートし、水分や栄養をすみずみまで巡らせ、肌が本来持つすこやかさを高めることが大切なのです。


うるおい力を高めるKIYOHクレイ

そこで、アクアポリンの働きをサポートしてくれるのが、MEMのキー成分となる「KIYOHクレイ」。このKIYOHクレイは、群馬県にある鉱山の一部からしか採れない大変希少な鉱石「貴陽石」を、時間をかけて粉末化したものです。「貴陽石」は、希少性の高さはもちろん、その機能も素晴らしく、貴陽石を漬け込むと水のクラスターを小さくし、人間に13種類あるアクアポリンの内、全身の組織・細胞に多いアクアポリンの透過性が高い水になることがわかりました。
この機能を最大限に活用するべく、MEMは手間ひまかけてできあがる「KIYOHクレイ」をキー成分として、MEM全アイテムに配合しています。




 

Q:KIYOHクレイって何!? どんな働きがあるの?

 

火山活動や地殻変動で地球が作り出した貴重な天然資源は世界中に数多くありますが、今回、私たちが注目したのは、約6500万年前の地殻変動で作られた群馬県にある御座入鉱山から採掘された鉱石「貴陽石」。
御座入の山では昔から、動物たちが休息をとる姿がしばしば目撃されていたそうです。この場所で採れる岩の成分や発せられるエネルギーを科学的に検証したところ、なんと遠赤外線やマイナスイオンなどが放出されていることが判明したのです。動物たちはそのことを本能的に感じ取り、からだを癒していたのでしょう。

「ならば、私たちの肌や体にもきっとよい結果をもたらしてくれるに違いない」と、貴陽石の持つチカラをさらに深掘りすることに。貴陽石はさまざまな研究機関でエビデンスを取得しており、今回私が注目したのは、アクアポリンを活性化し、うるおいの巡りを高める働きがあること。他にも、マイナスイオン高発生能力、活性酸素除去、抗菌など、肌にとって必要な要素がたくさん含まれていることがわかりました。
そのエビデンスに大変魅力を感じ、MEMの化粧品原料として使ってみたいと感じました。

とにもかくにも、美肌のためには水分が不可欠。まずはきちんと水分を摂取すること!
そして夏はもちろん、冬もしっかりおこないましょう。冬の肌寒い時期は汗をかいているのに、水分摂取を後回しにしがち。すると、常に乾燥状態になってしまいます。美肌のためにも、こまめな水分補給を心がけて、うるおい力を高めていきましょう。