瀬戸口めぐみの
美容の“手”習い 〈vol.23〉
UVケアの基礎知識②〈効果的な使い方〉

365日の美肌を目指すなら日焼け止めの効果的な使い方を習得!
全方位対策で透明感のある肌へ

UVケアが大切なことは十分ご存知かと思いますが、「日焼け止めを塗っているのに、日焼けする」という声を多く聞きます。皆さん、日焼け止めの使い方にまで気を配っていますか? 日焼け止めを使う時のポイントは2つ。「量」と「塗り方」です。使用する量は少なすぎても多すぎても仕上がりに影響が出ます。さらに、塗り方においては意外と「均一に塗ること」と「密着させること」が難しいのです。ムラになったり、偏って塗りすぎてしまうと肌と密着できなかったり……。
また、時間がなくパパッと済ませてしまっていませんか? 優秀な日焼け止めを使っていても、しっかり密着させなければ本来の効果を得ることはできません。 今回は、ポイントさえ押さえておけばきちんと効果を発揮する、日焼け止めの使い方をご紹介します。

意外と塗れていない?!日焼け止めの「塗りモレ」をチェック!

知っているようで知らない日焼け止めの使い方。「塗っているのに日焼けしてしまう」という一番の原因は、意外にも「塗りモレ」なのです。紫外線からしっかり肌を守るなら、塗りモレのないよう、お出かけ前にパーツごとのチェックを!

 

<塗りモレが多いパーツをチェック!>

首まわり
→首の後ろ・うなじ下まで塗れていますか?
あご下・フェイスライン
→フェイスラインを境に色ムラになっている方を多く見かけます。鏡でお顔の見える範囲だけ塗っていませんか?
耳の裏
→意外と塗らないのが耳の裏。見えないけれど、シミができている方も。
手の甲・指
→腕には塗るのに、手首から先を塗り忘れていませんか?中でも、手の甲のシミは目立つので要注意
ひじ
→腕に塗っているけど、ひじは通り過ぎていませんか?


瀬戸口めぐみの“手”習い

使用するのはこちら
サン プロテクト リクイッド ジェル プライマー
〈クリアベージュ〉
SPF50+ PA++++
40g 5,280円
 

塗りモレエリアをしっかりケア
うっかり忘れ、塗りモレが多いパーツの応用編。顔のUVケアと一緒におこないましょう。

〈顔の塗り方編はこちらから〉


  1. 適量を手にとります。目安は顔全体で大きめのパール粒1個分くらい。 お顔まわりは、少量ずつていねいに重ね塗りしていきます。いっきに塗ろうとすると化粧崩れの原因にもなるので気をつけましょう
  1. 先ほどと同じ量を手にとり、首まわり・あご下・耳の裏などに伸ばします。特にあご下の塗りモレが多いので気をつけて。あご下から首など、鏡で見えづらいところも丁寧に

  1. 手の甲や指は年齢が出やすく、シミも目立つところなので塗りモレがないように要注意。日焼け止めを直接手の甲に出し、手の甲から指先へ向かってしっかり伸ばします

 

ピタッと密着させる! 簡単塗り方裏ワザ
日焼け止めの効果を発揮させるには、肌への密着力も大事です。ここで大活躍するのがスポンジ。日焼け止めを肌に密着させる裏ワザを紹介します。紫外線量が多くなる春から夏のおすすめテクニックです。

  1. 適量を顔全体に伸ばしたら、テカリやすい部位をスポンジでパッティング。 スポンジは大きく、厚めがおすすめ。肌にしっかり密着させましょう

    長時間塗り直しができない時は、朝の「たっぷり塗り」がおすすめ。適量よりも少し多めに顔に日焼け止めを伸ばしたら、スポンジで顔全体をパッティングしてなじませて。余分な油分をスポンジが吸ってくれるので、密着力が上がります。
  1. ボディも同じようにおこないます。日焼け止めを容器から直接肌にのせ、スポンジを使って全体に伸ばします。ポイントは、最後のスタンプ塗り! 首まわりや腕など手を汚さず均一に伸ばせて、さらに密着力もアップ! 塗りにくいひじや、二の腕にもおすすめです

 

日焼け止め完全マスター! お直し編
頬の高い位置やTゾーンなど日が当たりやすいパーツは、UVもこまめに塗り直したいもの。テクスチャーが柔らかなものであれば、そのまま上から重ねても良いでしょう。MEMのサン プロテクト リクイッド ジェル プライマーはみずみずしいテクスチャーで、ピタッと肌に密着するので、メイクの上からの塗り直しが可能です。


顔全体をティッシュで軽く押さえた後、指先にほんの少しだけとって、目の下から頬の高い位置にパッティングするようになじませます。
同じ要領で、額と鼻筋にもやさしくパッティングしましょう。一度にたくさん塗り込むと、メイクよれの原因に。“ほんの少しずつ”がポイントです

夏の暑い日の塗り直しも、顔全体をティッシュで軽く押さえた後、日焼け止めを叩き込むようにパッティングするのがおすすめ。余分な皮脂を取り除くと仕上がりもきれいになるし、肌のトーンアップもできて一石二鳥! 夕方の“お疲れ顔”も解消できますよ。ぜひ、お試しください。