瀬戸口めぐみの
#ビューティチャット
〈第7回〉
#青ぐすみ #黄ぐすみ

美容のプロたちから“お肌の駆け込み寺”と呼ばれている瀬戸口めぐみのサロンには、毎日たくさんの方が肌悩みの相談にやってきます。その中から特に多い質問を取りあげて、“愛のある”!?ダメ出しトーク満載で、あなたに合ったお作法をご紹介。今日はどのような肌悩みが届いているのでしょうか?

元気な大人女子。
悩みの万年むくみ・クマを
伊達メガネでごまかし中。

本格的な寒さがやってきましたね〜。
今日は、“めぐり”の悪さが招く、肌悩みの相談です!
体のめぐりが低下すると肌色が沈んで見える、「くすみ」の症状ね。
大人のくすみって、単に“色”の話じゃなくて、“光”とも関わりがあるのよ
くすみといえば、黄ぐすみ、青ぐすみ、赤ぐすみなど、いろいろな色のくすみがありますよね?
肌色が沈んだり、曇ったりする時は、必ず理由があるの。
色のくすみで1番よく知られているのは、「黄ぐすみ」かな。以前は、大人の肌に見られる悩みだったけど、最近は、20代の若い世代にも増えているのよ
●「体の焦げ」と言われる、黄ぐすみとは?
紫外線や糖質過多、ストレスなどによって、体内の余分な糖とタンパク質が結びついて起こる“糖化”が原因で、肌に黄色いシミや黄ばみが現れ、くすんで見えると言われています
「肌のトーンが沈んで、どこか夕方のように曇る」、これが黄ぐすみ。
このタイプは、血色感うんぬんというよりも、“肌色そのもの”が変わるの。さらに肌が硬くなり水分が不足すると、光の反射が鈍くなってツヤや透明感、ハリや弾力も低下するのよ
ほんと、「ズドーン」ってくらい重く感じます。
肌色がどんより黄色くなると、一気に老け見えしますし・・・
そして、もうひとつが「青ぐすみ」。
眠っても疲れが取れず、血のめぐりが滞っている肌が代表的。肌色が青白く沈んで、色だけでなく、透明感も失われてしまうの
血行不良による「青ぐすみ」とはどんな症状!?
血流の滞り・冷え・筋肉のこわばり・酸素不足、などが原因で光の反射が低下し、 “血のめぐりの悪さ“が顔色となって現れる症状。肌の血色感(赤み)が失われて、青・グレーっぽく見える
ここで、あなたの「青ぐすみ」度をチェック!
□疲れて見える
□顔色が悪い
□唇の色が悪い
□白目もにごる
□朝晩で明るさが変わる
特に、40代以降の大人肌は血流の滞りにより、くすみが複雑で深刻化してしまうの。
唇の色が青みがかったり、白目がくすんでいたら要注意! これらは、ハリ・血色・透明感などの全てに影響をもたらして、肌色の曇にごりを加速させていってしまうのよ
今すぐ始めなきゃ! おすすめのくすみケアを教えてください
黄ぐすみは、クレイマスクやゴマージュなどの“角質ケア”と、酸化を予防する紫外線対策や糖質をとりすぎないバランスのよい食事などがおすすめ。
青ぐすみは、“冷え”が要因になっていることが多いので、体を冷やさないことが大切。温感ケアや軽い運動などを意識しておこないましょう。
黄ぐすみも青ぐすみも「疲れて見える」「顔色が悪い」と印象に直結するからね。
今回は、両方のくすみをケアできるお手入れをご紹介しますね

黄ぐすみ・青ぐすみを解決する、簡単“手習い”
●【青ぐすみ】肩を回すだけで、顔色まで変わる!

猫背や巻き肩は血流の循環も悪くなり、老廃物が溜まってさらに停滞することも。そこで、肩と背中の大きな筋肉を使った上半身のめぐりを良くするエクササイズをおこないましょう。
胸を張って背筋を伸ばし、両手を肩にのせます。ひじを大きく回すイメージで、前から後ろ・後ろから前と、5回ずつ肩をゆっくり回します。
●【黄ぐすみ・青ぐすみ】スキンケアを始める前の心掛け「手を温めてから」

冷たい手のまま、スキンケアしていませんか?
血行が悪い時は、手と手を合わせて温めてからスキンケアをおこなうのがおすすめ。バームやクリームが体温で伸び広がり、肌になじみやすくなります。
“一瞬でとろける〜!
メルティなテクスチャーが止められない!„
●【青ぐすみ】疲れた時に要注意! 目の下の青ぐま対策も忘れずに!

血流が滞ると、目の下のくまも気になりますよね。目の下のくぼみの部分は、冷え、運動不足、睡眠不足など些細な生活の変化でもめぐりが低下して、老廃物が溜まりがち。めぐりを良くするには、下まぶたを温めること!
中指と薬指の腹を目の下に当ててじんわりと肌を温めた後、ゆらゆらとリズミカルに15回ほどおこないましょう。朝のメイク前や日中の軽いエクササイズにもおすすめ。
〈これだけ注意!〉
温めるのは下まぶたのみ! 上まぶたを温めると、まぶたが重く感じる場合も。下まぶたから頬の中心にかけてじんわり温めるのがポイントです。
●【黄ぐすみ・青ぐすみ】入浴中のクレイパック
バスタイムを上手に使う、鉄板のスキンケア法。ルーティンに取り入れてほしいのが湯舟でのクレイパック。
お湯に浸かりながら、全顔にクレイパックを塗って古い角質や汚れを吸着。血行不良による青ぐすみと、毛穴汚れによる黄ぐすみを同時にケアしましょう。
毛穴汚れもすっきりオフ!
ミネラルたっぷりの“クレイ”パック
冬は「毛穴くすみ」「ハリ低下」に要注意!
大人のくすみは原因となる“色”によって解決方法が異なるから、自分がどのタイプのくすみなのか、きちんと見極めてからお手入れをすると効率的よ。
くすみを取りながら、たっぷりうるおいを与えて“光を取り戻す”気持ちでお手入れを続けてみてください。
「点のシミより面のくすみ」を制するつもりでね!
そうですね。
今日から私もくすみケア、頑張ります!